日本有数のパワースポット、屋久島。
1993年には世界自然遺産にも登録されている、鹿児島県の人気の観光地です。
映画「もののけ姫」の舞台のモデルともなった白谷雲水峡や、樹齢数千年にも及ぶ屋久杉など、他の土地では見られないパワースポットにたくさん訪れることができます。
数ある屋久島のパワースポットの中から、今回は12のオススメスポットをご紹介します。
1.縄文杉
縄文杉は、いま現在発見されている屋久杉の中でも、最大の屋久杉です。
標高1,300メートルの高さに位置する縄文杉は、高さ30メートル、幹周16.4メートルもの大きさがあります。
樹齢には様々な見解があり、若くても2000年、長いと7200年とも言われています。
なお、屋久杉という分類は「標高500メートル以上の山地に自生している、樹齢1000年以上の杉」のことだそうです。
荒々しく圧倒的な存在感を放つ巨木は、長い年月のあいだその地に立ち続けているのです。
2.ウィルソン株
恋愛成就の効果があるとして、女性からの人気が高い屋久島のパワースポットが「ウィルソン株」。
空洞になっている内部に入って見上げると、空がハートの形に見えるのです。
屋久島の登山コースの中でも最も人気のある縄文杉コースは、往復で約10時間程度かかりますが、このウィルソン株や、一つ前の縄文杉を見るために、多くの方が訪れています。
3.白谷雲水峡
スタジオジブリの大人気アニメーション作品、もののけ姫。
美しく壮大な自然の描写は、いまなお大人から子供にまで人気を誇りますが、その雄大な自然のモデルとなったのが、この屋久島の苔むす森です。
「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」という渓谷の中にあり、「もののけの森」と呼ばれているスポットなんだとか。
映画を作る際には、あの宮崎駿監督も複数回訪れたそうで、作品の中にこの地の色やにおいが描き込まれていることがわかりますね。
幻想的な緑色と、静謐な水の音に包まれる森には、このほかにも「くぐり杉」などの人気スポットもありますので、屋久島観光ではおさえておきたい場所です。
4.宮之浦岳
屋久島は周囲130キロメートルほどありますが、1,000~1,900メートル級の山々が連なる、登山者憧れの洋上のアルプスでもあります。
九州地方最高峰の宮之浦岳は標高1,936メートルとなっており、この山頂を目指すトレッキングコースがあります。
標高が上がっていくごとに自生している植物に変化が見られ、日常では出会えない光景にも出会えるでしょう。
屋久島はどこへ行っても雄大な自然が広がっているため、まるで映画のような世界観を味わうことができます。
幽玄の世界のようだと言われる、日本最南端の湿原「花之江河」もぜひ見てみてください。
5.ヤクスギランド
体力に自信がない人や、登山をするには抵抗がある人が、登山をしなくても屋久杉や苔をたくさん楽しめる観光スポットが「ヤクスギランド」です。
一周回るのに約2時間30分程度のコースで、著名な屋久杉を5本も観ることができます。
コースの途中では、山の斜面いっぱいにむした苔の世界に触れることもできるので、嬉しいですね。
他にも、白谷雲水峡と同じく、映画もののけ姫に影響を与えたという「つつじ河原」という場所にも訪れることができますので、映画ファンにも楽しいスポットとなります。
6.西部林道
鹿児島県・屋久島といえば、縄文杉のトレッキングコースをはじめとした登山が人気ですが、じつは登山の他にも、屋久島にはたくさんの魅力的なスポットがあります。
「西部林道」もその一つ。海にも面している世界遺産地区であるこの林道は、なんと屋久島の中でも、ヤクシカやヤクザルと出会える屈指のスポットなのです。
動物好きな方はぜひ一度訪れてみてください。
7.大川の滝
多くの人気スポットを持つ屋久島の中でも、圧倒的な自然の力を体感できるのが「大川の滝(おおこのたき)」です。
滝つぼのあたりに行けば、滝の水しぶきがダイナミックに跳ね上がり、天然のミストシャワーともいえるスポットになっています。
屋久島の南西川に位置し、落差はなんと88メートルもある大きな大川の滝は、日本百名瀑にも選ばれているそうです。
日頃の疲れがたまっている人は、この大川の滝でマイナスイオンをたっぷりと浴びて、ゆっくりとリラックスしてみてはいかがでしょうか。
8.千尋の滝
大川の滝のほかにも見ておきたい滝といえば、「千尋の滝(せんぴろのたき)」。「ちひろ」ではなく「せんぴろ」と読みます。
屋久島の南部の麦生地区に位置し、落差は約60mと大川の滝よりは小さいながら、その雄大な景色は圧巻。
特に、巨大な花崗岩の一枚岩が織り成す美しい渓谷と、流れゆく滝のコラボレーションは心を穏やかにしてくれます。
9.永田いなか浜
登山コースや滝の有名スポットが多い屋久島ですが、実は有名な浜辺もあります。
それがこの「日本一のウミガメの産卵地」として有名な「永田いなか浜」。
およそ1キロメートルにわたる砂浜は、コバルトブルーの海との対比も美しく、障害物なく東シナ海の水平線を見割らせる景色はまさに絶景です。
なお、ウミガメが上陸するのは5月から7月ごろとなっており、8月には生まれた子ガメ達が海を目指し進んでいく感動的なシーンがひろがるそうです。
10.平内海中温泉
屋久島が生み出す壮大な自然の中には、なんと温泉もあります。
干潮の時の前後2時間だけ入ることができる「平内海中温泉」は、普段は海の中に沈んでいて入ることができないという珍しい温泉です。
泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉の温度は約46度となっています。ただし、浴槽内の温度は、天候や塩の満ち引きなどに影響を受けるため、常に変化しているそうです。
囲いなどがあるわけではないため、他の観光客の方から丸見えになってしまう可能性もありますので、恥ずかしい方は足湯でまったりという楽しみ方もアリでしょう。
11.太鼓岩
太鼓岩は、様々な自然に触れたトレッキングコースのクライマックス。
安房川や小杉谷、宮之浦岳や翁岳など、雄大な大パノラマを望むことができます。
屋久島はどこに行っても雄大な自然と触れ合うことができますが、これほど広くを見渡せるスポットはあまりないため、ここまでの登山の疲れも吹き飛ばしてくれるでしょう。
12.紀元杉
屋久島のなかで唯一、トレッキングをしなくても楽しむことができる大きな屋久杉です。
車でアクセスすることができるので、近くを移動するときに車窓から屋久杉を眺めることができますので、登山をするには体力に自信がないという方や、観光に使える時間が少ない方にオススメのスポットとなります。
屋久島のオススメスポットに行くなら
世界遺産にも登録されている屋久島について、ご紹介してきました。
雄大な木々や滝などの自然を味わい、映画のモデルとなったスポットを見学し、動物や温泉に癒される。
そんな日本有数のパワースポットで、あなたも日常の疲れをリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。