お部屋のインテリアとして人気のドライフラワー。
生花と違って一度飾ればある程度の期間、色褪せることなく飾れるため、複数の部屋にドライフラワーを飾っている方もいるのではないでしょうか。
お水をあげる必要もありませんし、手軽にお部屋が色づくのは嬉しいですが、一方で風水的には「ドライフラワーは運気が下がる」という声も耳にします。
実際のところ、お部屋にドライフラワーを飾るのは風水的に悪いのでしょうか?
置いてもいいとしたら、どんな場所に飾るのがオススメ?
そんな疑問をここで一気に解決しましょう。
お部屋を彩るだけでなく、風水的にも最適な環境を整えたい方のために、今回は「ドライフラワー」と「風水」の関係をじっくり解説していきます。
ドライフラワーは風水的に悪い?
まず何より知りたいドライフラワーの真実。
ずばり、ドライフラワーと風水の関係は、どうなのでしょうか?
結論からいうと、ドライフラワーは “ 飾る場所によっては ” 風水的に悪いアイテムです。
その説明をする前に、まずは風水について確認しておきましょう。
風水は、今から約四千年前に中国で発祥した、「気の力」を利用する環境学や統計学を指します。
「衣・食・住」や「行動」に至るまで、自分の環境すべてを使って、気の力に作用させる。
そうして運を切り開いていくという、「開運のための学問」といったところでしょうか。
そんな “ 気 ” を中心に考えた風水的観点から見ると、ドライフラワーは生気のない『陰』な物として判断されてしまいます。
別の言い方をするのであれば『死んだ花』、そのため風水的に何も考えずに置いてしまうと、運気が下がるとされているわけですね。
それでは、ドライフラワーは家に飾らないほうがよいのでしょうか。
答えは “ No ” 。
風水は場所・方角・物で運気が変わるもの。
つまりドライフラワーも飾る場所さえ選べば、悪い影響を受けないというわけですね。
それでは具体的に、ドライフラワーを飾ってはいけない場所、飾っていい場所はどこなのでしょうか。それぞれ順番に紹介していきましょう。
ドライフラワーを飾ってはいけない場所
最初に、風水的にドライフラワーを飾ってはいけない場所を紹介します。
これからご紹介する場所にドライフラワーを飾っていたら、すぐに移動を考えてくださいね。
玄関
玄関は多くの方がドライフラワーを飾りがち。
しかし、風水的にはよろしくありません。
そもそも風水的に玄関は、いい気を家の中に通す『入り口』なので、まさに最重要スポット。
また玄関家の顔とも呼ばれるほど大事な場所なので、風水的にもここは一番気をつけるべき箇所です
そんな玄関にドライフラワーを飾ってしまったら、いい気をドライフラワーが吸い取ってしまい、家の中まで入らなくなってしまうのです。
また風水の世界で「気」は、風や人の移動によって循環されると考えられているため、陰の気を持つドライフラワーを玄関に置くと、悪い気が滞留しやすくなります。
一見すると、玄関は人通り・風通しの良い場所のようにも思えますが、靴を履く時は立ち止まりますし、玄関のドアはほとんど開けっ放しにしないため、意外に気がこもりがちな空間なんですよね。
リビング
続いて、こちらも飾っている方が多そうなリビングも、実は避けたい場所のひとつ。
風水におけるリビングは、玄関から入った気を、寝室や他の部屋を送る中間地点です。
人体で例えると、心臓に相当するくらい大切な場所といえます。
そんなリビングに、陰の気を持つドライフラワーを飾るのはよくありません。
なぜなら、玄関から入っていろいろな部屋に抜けていくはずだった運気が留まって、淀んでしまうから。キレイな川の水もその場に溜まってしまうと、自然と濁ってくるのと同じようなイメージですね。
それにリビングの運気が下がるだけでなく、他の部屋に良い気を送ることができなくなるのは、家全体の運気を下げるようなもの。
こうした理由から、ドライフラワーをリビングに飾るのは、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
寝室
そして最後に紹介するのは、寝室です。
風水において、寝室は運気を上げるのにとても重要な場所とされています。
その日の厄を落として、次の日に向けて体に新しいエネルギーを取り入れる。
寝室は、そのような役割を担う部屋とされているんですね。
そんな、次の日の活力を溜めるべき寝室に、陰の気を持つ『死んだ花』を置くのは望ましくありません。
そもそも寝室は窓を閉めていることが多いので、気が留まりやすい場所。
そこにドライフラワーを飾ってしまうと、陰の気が充満し、運気が衰えてしまいます。
ドライフラワーを飾ってもいい場所
ここまで、ドライフラワーを避けるべき場所を取り上げました。
それではいよいよ、次は飾っても風水的に問題ない場所をご紹介しましょう。
ドライフラワーも飾る場所を選べば風水的な悪影響はないので、ぜひ参考にしてくださいね。
風通しのいい場所
風水の考え方として、人通り・風通しのいいところには運気がよく流れ込んでくる、とされています。
一見すると、そのような場所にドライフラワーを飾っていいのか迷いますよね。
しかし風通しがいいということは、そのままとどまることなく、つねに風とともに運気の流れがあるということ。
そこに陰の気を持つドライフラワーを飾った場合、悪い気も溜め込まずに流れていくのです。
ちなみに、風通しの良い場所に飾る時は、赤い物と一緒に飾るのがおすすめです。
赤い物には厄除けの意味合いがあり、陰の気を中和してくれるからです。
なので、赤い花のドライフラワーを飾るのも良いでしょう。
西日がさす窓辺
西日が差し込んでいる窓辺もまた、風水的にはドライフラワーを飾っても問題ない場所。
明るい西日によって、ドライフラワーの陰の気を打ち消すそうなんです。
さらに、先ほどもお伝えした「赤の厄除け効果」も加われば効果絶大。
ぜひ、赤い花のドライフラワーを選んだり、赤いリボンを使ったり工夫してみてください。
ちなみに、西日がさす窓辺に黄色のドライフラワーを飾ると、女性としての魅力が増すともいわれるので、部屋のレイアウトだけでなく風水的な意味から、ドライフラワーの色味を考えるのも面白いですね。
造花とプリザーブドフラワーもダメ?
さて、ここまでドライフラワーと風水の関係についてお伝えしました。
ドライフラワーそのものや、部屋に与える影響を考えると、飾る場所には気を使ったほうがよさそうですね。
そんな中、ここでもうひとつ押さえておきたいのが、造花やプリザーブドフラワーなど、ドライフラワー以外のお花に関連するインテリアグッズについて。
これらのグッズは、風水にどう影響すると思いますか?
先ほど、ドライフラワーは『死んだ花』なので、風水的によくないとお伝えしましたね。
しかし、実は造花やプリザーブドフラワーは、風水の観点からいえばあまり運気に影響を与えないと考えられています。
それぞれ『偽物』『時が止まった花』などと呼ばれることもあるものですが、風水的にはそこまで意識する必要はないんですね。
ただし、ホコリが溜まると悪い気を発するようになるので、こまめに手入れをしましょう。
ドライフラワーと風水:まとめ
今回はドライフラワーと風水の関係と、おすすめの飾る場所について紹介しました。
「生花よりも手軽だ」と気ままにドライフラワーを飾っていると、知らない間に悪い気が溜まってしまうかもしれないので、風水を気にするなら飾る場所には気を使いたいですね。
『死んだ花』とされるドライフラワーも、風通りの良い場所に飾れば、運気が下がることはありません。
さらに、一緒に赤いアイテムや赤いドライフラワーを飾れば、厄除け効果も期待できます。
もし、ドライフラワーを部屋に飾る際には、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。